日本HPは3月26日、アプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューションのラインナップを強化し、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル対応機能をさらに拡張した自動機能テストツール「HP Unified Functional Testing 11.5」の新バージョンと、そのモバイル実機テスト拡張ソリューション「HP Unified Functional Testing Mobile」(UFT Mobile)を発表した。
「HP Unified Functional Testing 11.5」は、これまで個別製品をセットで提供していたGUIアプリの自動機能テストツール「HP QuickTest Professional」(HP QTP)と、バックグラウンド実行される非GUIサービス対象の自動機能テストツール「HP Service Test」を完全に製品統合し、それぞれの機能テストを一つのインタフェース上から実行・管理することが可能になった。
また、イメージベースでオブジェクト認識を行う新機能「インサイト」を搭載したほか、CI(継続的インテグレーション)ツールとの統合、「ビットマップチェックポイント」の機能拡張により範囲指定によるビットマップチェックが可能になるなど、機能の拡張が実施されている。
従来までのプロパティベースによるオブジェクト認識では、例外的に認識できないオブジェクトが存在していたが、「インサイト」機能により、認識されないオブジェクトへの対応がスムーズに行えるようになり、モバイル機器のエミュレータのキーなどをイメージで認識可能となり、実機だけでなくエミュレーションでのモバイルアプリケーションの機能テストをサポートできる。
「UFT Mobile」は、テスト対象となるモバイル機器の実機を取り付けて多数のテスト実行者で共有できるクラウドサービスを付帯した拡張ソリューション。
価格は、「HP Unified Functional Testing」CC User SW E-LTU(コンカレントライセンス)が240万円(税別)、「HP Unified Functional Testing」Seat User SW E-LTU(シートライセンス)が128万円(税別)で、「HP Unified Functional Testing Mobile」(クラウドベースの実機テスト拡張4台用)は価格要問合せとなっている。