アドビ システムズは、同社で販売している「Adobe Creative Suite」パッケージ版の販売終了に関して、公式回答を明らかにした。
同社のCSシリーズについて、パッケージ版の販売が終了し、今後はダウンロード販売に移行するという情報が3月中旬頃から広がっている。日本国内では、家電量販店のソフマップがTwitterを通じて「Creative Suite 6」各製品のパッケージ版が在庫限りで生産終了となるアナウンスを行った。また、海外のニュース媒体で、アドビ システムズの広報担当者がパッケージ版の廃止に関して認めたとも報じられている。
今回、マイナビニュース編集部は、パッケージ版の販売終了に関してアドビ システムズの日本国内を担当する広報に問い合わせた。以下のコメントが、その回答となる。やはり国内でもパッケージ版の販売は徐々に縮小され、月額制の「Adobe Creative Cloud」やダウンロード版の普及を進めていくようだ。なお、同社はAdobe Creative SuiteのFAQでも、パッケージ販売の終了について言及している。
アドビ システムズ広報担当の公式回答
「アドビ システムズは、Adobe Creative Cloudとデジタル化の実現を通じ、ワールドクラスのイノベーションを提供し続けていくと同時に、Creative Suiteのパッケージ版の取り扱いを段階的に減らしてまいります。Creative Suiteのダウンロード版は、引き続きアドビストア、およびリセラーや販売パートナーからご購入いただけます。アドビ システムズは、それぞれの地域での状況に応じ、販売パートナーおよびお客様にお伝えするプロセスを進めています。スムーズな移行に備え、在庫がある限りはパッケージ版の販売を継続いたします」