シャープと日本IBMは、シャープのIT構造改革を共同で推進するために、戦略的パートナーシップを構築することで合意したと発表した。これに伴い、シャープとシャープシステムプロダクト(以下 SSP)は、保有する「エスアイソリューションズ株式会社」(以下 SIS)の全株式(計51.0%)を、2013年4月1日をもって日本IBMに譲渡し、SISは日本IBMの完全子会社になる。

SISは2001年3月に設立され、シャープの情報システムの開発や保守、運用業務を担当。資本金は8,000万円で従業員数は182名(2013年3月1日現在)。

2013年3月1日現在の主要株主は、日本IBM(49%)、シャープ(40%)、シャープシステムプロダクト(11%)となっている。

また、日本IBMが、シャープの生産・販売拠点における業務アプリケーションの企画、開発、保守業務やシステム運用等のアウトソーシング業務を、新たに2013年2月1日から2023年3月31日まで約10年にわたって受託。シャープは情報システムに関する戦略立案に特化することにより、ITコストの低減を図るという。