エプソンは、インクジェットプリンタの新商品として、「GHSラベル」用途など印刷領域が最大8インチ(203.2mm)幅でA4サイズ並みのカラーラベルが作成できる「GP-C831」を、4月下旬より発売すると発表した。価格はオープン。
ドットインパクトプリンタからの置き換えなどにも適したモノクロモデル「GP-M831」も同時に発売する。
「GP-C831」は、8インチラベル対応のインクジェットプリンタで、A4サイズ並みの大きなラベル作成ができ、大きな容器や箱へ貼り付けるラベルや、記載内容の多いラベルなど、さまざまなラベルを作成することが可能。
無地のラベルにカラー枠、ロゴなどを含めた内容をオンデマンドで作成できるため、「プレプリント用紙」の在庫を持たずにラベル作成をすることができる。
用紙は連続紙に対応し、両側に開いた穴で固定して紙送りを行う「トラクターフィード方式」を採用している。また長寿命のプリントヘッドを搭載することで、60万枚の耐久性を実現した。
印刷スピードは、スーパードラフト・ドラフトモードで19.7 枚/分、ノーマルモードで18.1 枚/分。
「GHS ラベル」以外にも、物流業で使用される「送り状ラベル」、工場や倉庫などで外箱に貼る「外装ラベル」、小売・流通業での値段を表示した「棚札」や、ラベル以外にも病院・調剤薬局で使用される「薬袋」や調査現場で出力する「チャート表」など、大量プリントや連続印刷を必要とされるさまざまなシーンで利用できるという。
解像度は、GP-C831(カラーモデル)が最高5,760×1,440dpi、GP-M831(モノクロモデル)が最高720×720dpi。インクカートリッジはGP-C831が4色、独立型インクカートリッジ、顔料で、GP-M831が黒1色、顔料。インタフェースは、パラレル、USB 2.0、100BASE-TX/10BASE-T。外形寸法は、W464×D465×H224mm、重量は約12.2kg。