FreeNAS is an Open Source Storage Platform.

FreeNAS開発チームは20日(米国時間)、FreeNASの最新安定版となる「FreeNAS 8.3.1-RELEASE」を公開した。FreeNASは、FreeBSDをベースに構築されたNASソリューション。Webインタフェースを介してNASの構築や管理が行え、ZFS、NFS、CIFS、AFP、FTP、TFTP、iSCSIなど様々なNAS向けのファイルシステムやプロトコルをサポートしている。

FreeNAS 8.3.1は昨年10月末にリリースされたFreeNAS 8.3のマイナーアップデートバージョン。FreeNAS 8.3はFreeBSD 8.3-RELEASEをベースにしており、ZFS v28のサポートやいくつかのSASドライバのサポート、CARP、HTTPSへの自動リダイレクト機能、SNMPにMIBの追加など多くの新機能や改善が実施されている。

ボリュームマネージャに暗号化オプションが追加された

FreeNAS 8.3.1では様々なバグフィックス及びユーザビリティの改善としてGUIの改修などが行われている。また、ZFSにボリューム暗号化機能が追加された。この機能はZFSボリュームの作成時にGELIによるフルディスク暗号化をサポートするというもの。ボリュームマネージャで"Enable full disk encryption"の項目をチェックすることで暗号化ボリュームが作成できる。