米YouTubeは3月20日 (現地時間)、月間ユニークユーザー数の10億人突破を発表した。昨年5月の7周年の時点で8億人に達しており、それから10カ月で大台を達成した。同社によると、インターネットユーザーのほぼ2人に1人がYouTubeを訪れていることになる。
YouTubeは同社のサービスが成長している要因として、ジェネレーションCを指摘している。ジェネレーションCは、複数のデバイスを駆使して常にネットにつながるグループに対してNielsenが命名したもの。米国のスマートフォンの所有率は全体が60%であるのに対して、18歳-34歳に区切ると76%になる (Nielsen Mobile Insights Survey、Q4 2012)。若い世代はジェネレーションCに当てはまるが、ジェネレーションCは年齢グループの区別ではなく、ネットにつながる振る舞いによって定義される。つまりスマートフォンユーザーやタブレットユーザーが幅広い世代に浸透し、ジェネレーションCが拡大しているのが、YouTubeのユーザー増につながっているというわけだ。例えば、2012年に2台以上のデバイスでYouTubeを視聴した比率は、ジェネレーションCが67%、全体が53%だった。またスマートフォンでのYouTubeの視聴数は、ジェネレーションCが全体の2倍のペースで伸びている。