GoogleはjQueryなど、人気の高いJavaScriptライブラリを配布している。GoogleのCDNネットワークから配信される。さまざまなサイトがGoogleのURLを指定することで、一度ダウンロードしたJavaScriptライブラリを複数のサイトで同一のキャッシュして利用しやすくなるという利点がある。

HTTP Archive: jQuery」においてGoogleが配布しているjQueryの活用状況やバージョンなどが紹介された。2011年11月時点ではトップ3万サイトのうち、13%がGoogleの配布しているjQueryを使っていたが、2013年3月には上位3万サイトのうち19%がjQueryを使っている。

順位 バージョン 2013年3月時点の割合
1 1.4.2 1.7%
2 1.7.2 1.6%
3 1.7.1 1.6%
4 1.3.2 1.2%
順位 バージョン 2011年11月時点の割合
1 1.4.2 2.7%
2 1.3.2 1.3%
3 1.6.2 0.8%
4 1.4.4 0.8%

バージョン別に見ると、2011年11月の段階でも2013年3月の段階でもバージョン1.4.2がもっともよく使われている。全体として新しいバージョンが上位に上がる傾向があるが、それでも2010年2月にリリースされた1.4.2が長く使われ続けている。jQueryのバージョンアップはそれほど迅速ではなく、一度デプロイされると同じバージョンが使われ続けていることがわかる。