オリコンはこのほど、「ネットスーパー」と「食材宅配サービス(首都圏 / 近畿)」に関する顧客満足度ランキングを発表した。同ランキングは、各サービスをそれぞれ3年以内に利用した4389人(ネットスーパー)と4632人(食材宅配サービス)を対象として2013年1月11日~1月14日に実施した調査をもとに作成されている。
発表によると、同調査で「何を最も重視してサービスを利用しているか」を調べたところ、ネットスーパーに関しては「商品の価格 / 送料」と答えた割合が42.3%で最も多かったという。一方、食材宅配サービスでは「価格 / 送料」を最も重視する人は13.5%と少なめで、「食材の安全性に関する情報公開」(25.6%)や「食材の品質、鮮度」(21.3%)が重視されているという結果が出ている。
ネットスーパーの顧客満足度ランキングで1位になったのは、イトーヨーカドーネットスーパー。「品揃えの豊富さ」と「会社の信頼性・知名度」の2項目でトップの評価を得たという。また、2位のイオンネットスーパーは「配達に関する利便性」、3位の西友ネットスーパーは「価格・送料」が高く評価されている。
食材宅配サービスでは、21都道府県で事業を展開している生活クラブが、「食材の品質、鮮度」や「食材の安全性に関する情報公開」で高い評価を得て、首都圏版、近畿版の両ランキングで1位になっている。2位以下には、首都圏版ではコープデリ、近畿版では関西よつ葉連絡会などが入っており、各拠点を中心に活動を続ける組織が支持されていることがうかがえる。