日本マイクロソフト(以下、日本MS)は、鳥取県日野郡日南町の太陽光発電所の発電管理システムに、「Microsoft Windows Azure」が採用され、2013年3月より同システムが運用開始されたと発表した。
日南町の町営「石見東太陽光発電所」は、同町の旧石見東小学校跡地(0.6ヘクタール)に、太陽光パネル1,428枚を使用して建設された、総発電量339.864kW、年間推定発電量約27万kW時の大規模太陽光発電所(メガソーラー)で、2012年12月5日に発電を開始している。
同発電所の発電管理システムには、マウンテンフィールズが、Windows Azureをプラットフォームとして開発したクラウド型の発電マネジメントサービス「AEMS-Cloud」が採用され、今回、正式な運用が開始された。
AEMS-Cloudは、様々なセンサーから集められた発電量や太陽光パネルの稼働状況などの情報をクラウドサービスのWindows Azureに蓄積し、インターネットを通じて遠隔地からでも運用監視できるシステム。拡張性の高いクラウドサービスの活用により、急な情報量の増大や、将来の発電所の規模の拡大などにも柔軟に対応できるほか、日南町の太陽光発電所の稼働状況を、マウンテンフィールズの監視センターで遠隔監視することにより、システムや太陽光パネルに障害が発生した場合に復旧対応をとることができる。