IIJは18日、2013年3月15日~4月14日まで上野で開催される「東京・春・音楽祭2013」内で、3月23日に行われる「東京春祭マラソン・コンサートvol.3 ワーグナーとヴェルディ~生誕200年に寄せて」の公演ライブ映像を、マルチアングルで配信すると発表した。
同配信は、東京春祭マラソン・コンサートを複数のカメラで異なるアングルから撮影した中継映像を、インターネット経由でリアルタイムに配信。視聴者が複数の配信映像のなかから視聴したいアングルを選択できる「マルチアングル配信」を、クラシックコンサートで実施する。
配信プラットフォームには、コンテンツ事業者などに多数導入実績のある「IIJ大規模コンテンツ配信サービス」を利用する。
配信映像は、配信サーバ側で各デバイスに即した配信用フォーマットに変換され、デバイス側で視聴可能なフォーマットを自動的に選択・受信するため、視聴者はデバイス毎に特別な再生プレイヤーを用意するなどの必要はなく、PCやタブレット、スマートフォンなど各種デバイスに最適化されたライブ映像を視聴することができる。ただし、アングルを自由に選択できるのはPCでの閲覧のみとなっている。
同社では、新しい配信技術のノウハウを蓄積し、さまざまな音楽・スポーツイベント等の配信に応用しながら、インターネット動画配信の新しい視聴スタイルを提案していくとしている。