仏Jolicloudは3月12日、最新のクラウドアグリゲーションサービス「Jolidrive」を発表した。HTML5とWeb技術を土台としたクラウドのスタートページで主要OSをサポート、Dropboxなどのストレージサービス、TwitterやFacebookなどのソーシャルサービス、PicasaやFlickrなどの写真共有サービスなどを一元的に管理できる。
2012年に再ローンチした「Jolicloud」のアップグレード版で、名称を刷新しての登場となった。一度のログオンで、シンプルなメイン画面から自分が利用する各種Webベースのサービスにアクセスできる。Jolicloudの創業者、Tariq Krim氏は「パーソナルなクラウド」とサービスを形容している。
最新版はHTML5を土台に書き直し、Google Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorerなどで動作する。
対応するWebサービスも拡充し、Dropbox、Box、YouTube、SoundCloud、Instagram、SkyDrive、Google Drive、SoundCloudなど10種類以上のクラウドサービスを利用できる。これにより、Jolidriveのスタート画面から動画を観る、音楽を聞く、写真を見る、ドキュメントの編集、ソーシャルコンテンツのチェックなどが可能という。対応サービスは今後も増やしていくとのことだ。
Jolicloud Desktopとの親和性も強く、ネットブックなどに使われているWeb OS「Joli OS」のインタフェースにも組み込まれている。
Jolidriveは、同社Webサイトより登録することで無料で利用できる。