F5ネットワークスは3月14日、BYOD向けソリューション「F5 Mobile App Manager」を発表した。同製品では、個人所有の端末から企業のコンテンツやアプリケーションへのセキュアなアクセス、データ保護に関するポリシー適用を強化し、従業員側では端末内の個人的な情報やデータをそのまま利用・管理できるソリューション。
具体的には、端末管理、企業内のコンテンツ・アプリケーションストア、Wrapper機能、ブラウザ、メールなどのアプリケーション、ユーザやグループ毎のポリシー設定によるアプリケーション管理、端末ステータス、アプリケーションのレポーティングなどを提供する。
端末の個人単位またはグループ単位での管理、端末上のアプリケーションやデータの追加/削除、端末全体ではなくセキュアなスペースのみのロック/削除などが可能。
iOS、Android両方のモバイル端末に対応しており、PINと暗号化による企業アプリケーションへのセキュアなアクセスを可能にする。対象となる企業アプリケーションには、会社の電子メール、セキュアなウェブブラウザ、企業アプリケーション、アプリケーション・ストアなどからダウンロードできるコンテンツが含まれる。
また、App Wrapper機能により、IT部門は従業員のモバイル端末内にある自社開発やサードパーティのアプリケーションを保護でき、BIG-IP Access Policy Managerと併用することで、企業アプリケーションへのセキュアなVPNを作成することも可能。
なお、「F5 Mobile App Manager」は、SaaS型サービスとして2013年6月より提供開始予定で、価格は未定。