MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、2月22日から26日にかけて「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」を実施し、その調査結果を発表した。
調査は、私用スマートフォンを業務で利用している25歳から49歳のビジネスパーソン(N=446)を対象に職場での私用スマートフォンの利用実態調査を行ったもの。
それによると、私用スマートフォンを業務利用している人(N=446)を対象に業務にスマートフォンを利用することで、何か効果があったか質問したところ、73.5%の人が何らかの効果があったと回答。効果を感じる内容としては、「仕事の効率、スピードが上がった」が43.0%、「社内のコミュニケーションがとりやすくなった」が33.4%、「情報収集力があがった」が27.6%という結果になった。
メールの利用シーンについて尋ねたところ、「会社のサーバに接続しメールを使用」が37.4%でトップ。「会社メールを個人メール等に転送し、メールを利用」が30.0%、「会社のPCにリモート接続し、メールを利用」が15.5%、全体では59.0%の人が何らかの形で会社のメールを受信していることがわかった。
コミュニケーションの利用シーンは「社員同士の電話連絡、電話会議に利用」が58.3%、「顧客との電話連絡、電話会議に利用」が47.1%、「社内の連絡先をアドレス帳に登録」が43.7%で上位となった。
業務利用している私用スマートフォンに入っている業務に関連する情報を聞いたところ、社内の連絡先(40.8%)、顧客や取引先の連絡先(36.8%)、会社のメール情報(33.6%)が上位となった。下位ではあるが、会議や打ち合わせ資料が17.3%や顧客や取引先との取引情報が9.4%といった情報も私用スマートフォンに入っていることがわかった。