LSIは、独ハノーバーにて開催されていたCeBITにおいて3月5日(現地時間)、同社としては初めてとなる12Gbps SASに対応した量産製品をOEM先に納入開始したことを発表した。

今回発表された製品は

  • LSISAS3108(12Gb/s SAS ROC)
  • LSISAS3008(12Gb/s SAS I/O Controller)

の2品種。

LSISAS3108は、LSISAS3008にRAIDコントローラを内蔵した、RAID-on-Chipの構成となっている。

CeBITにおいて同社は、LSISAS3108に同社のMegaRAID 6テクノロジーとLSISAS3x48 SASエクスパンダーを組み合わせ、12Gbpsでの通信が既存の6Gb/sのインフラ上で可能な事を示したほか、DataBoltテクノロジーをPCI Express 3.0と組み合わせる事で、従来の6Gb/s SAS/SATAと比べて2倍の帯域を実現できる事をデモしている。

なおLSISAS3108およびLSISAS3008は3月中に量産出荷を開始する予定。また12Gbps SASエクスパンダとMegaRAIDコントローラ、ならびにHBA(Host Bus Adapter)の出荷は2013年第2四半期を予定している。