Webデザインを検討するとき、ディスプレイサイズや閲覧するデバイス、ブラウザなどを考慮することはあっても、ページがA4の紙に印刷された状態を想定に加えることは少ない。特にWebデザイナやWebプログラマはデジタルガジェットの扱いに慣れており、紙を一切使わないこともある。A4の紙、改ページという概念が存在する紙というデバイスをディスプレイと同じように考えることはない。
Smashing Magazineの「ADAPTING TO THE INK - Tips And Tricks For Print Style Sheets」はそうしたデザイナやプログラマにお薦めしたい記事。紙への印刷もWebデザインの対象であると捉えようという内容になっており、基本的な実装方法から、ちょっとした応用までがまとめられている。
印刷用のデザインはCSSの@media printメディアクエリで指定すればよい。記事では具体的にディスプレイと紙の違いを説明しながら、CSSの記述例を説明している。サイトを印刷向けのコンテンツとしてデザインする際の資料としても参考になる。