Qt - A cross-platform application and UI framework |
3月5日(フィンランド時間)、iOS向けQtのプレビュー版が発表された。Qt for iOSは2013年後期でのリリースが予定されているツールキット。Qtを使ってiOSアプリケーションの開発を可能にする。最初のバージョンはQt 5.2に同梱することが予定されており、Qt 5.1にプレビュー版を同梱する見通し。現在開発中のプレビュー版を試験目的で使うこともできる。
Qt for iOSは、.proファイルベースのプロジェクトをエクスポートし、Xcodeに取り込んで、Xcodeでビルドとデプロイを実施することでiPhoneやiPadなどで動作試験を実施することができる。現在実装されている機能はWidgets、Graphics View、Qt Quick 1、OpenGL、Touchイベント、Orientationイベントなど。
Qt Quick 2はV8 JavaScriptエンジンを搭載し、JITコンパイラが動作することになるためQt for iOSには含まれていない。AppleはiOS向けのアプリケーションにJITを搭載することや、許可している特定のスクリプト言語以外の言語が使われることを禁止している。