ラックとアカマイ・テクノロジーズ(以下、アカマイ)は、分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)の防衛策として、アカマイの「KONAセキュリティソリューション」と、ラックのセキュリティサービスの提供で提携し、3月7日よりサービス提供を開始すると発表した。

KONAセキュリティソリューションは、データ窃取、大規模なDDoS攻撃やそれによるサービスの停止を防ぐ、クラウド・コンピューティング・セキュリティ。世界81カ国に展開する約13万台のサーバ群によるネットワークを提供することで、高度なクラウドコンピューティング・ネットワーク上に仮想的に企業のシステムを構築し、DDoS攻撃を受け止めることで、システムが安定稼働を続けることを実現する。

ラックは「KONAセキュリティソリューション」の提供に加え、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC(ジェイソック)における監視サービスの提供で蓄積してきたノウハウと併せることで、DDoS攻撃への対策を含めたセキュリティサービスを提供できるように協業する。

これにより、政府諸官庁や金融機関を始めとする両社の既存顧客のみならず、アカマイユーザへのJSOCサービスの提供や、全世界の新規ユーザに、セキュリティソリューションを提供、さらに、両社が得意とするマーケットにおけるノウハウを共有することで、より広範な分野への効果的なソリューションを相互に模索、解決策を提供していく。