アシストは3月7日、「サーバアクセス管理ソリューション」展開の第2弾として、企業内にある様々な業務システムの煩雑なID情報の棚卸業務を自動化する「ID棚卸キット」の提供を開始すると発表した。

本製品は、インテックの製品ナレッジをベースに共同企画し、各種業務システム用のID情報のデータ収集テンプレートを独自にバンドルしたオリジナル製品。

「ID棚卸キット」は、各業務システムに存在している特権IDやシステム固有のID情報(OS、OracleやPostgreSQLをはじめとする各種データベース、Active Directory/LDAPディレクトリ、グループウェアなどの各種アプリケーションに登録されているID情報)等を抽出し、監査対応のID棚卸業務に必要な各種レポートを出力したり、人事システム等の源泉情報(ID情報)やID統合管理システムとの差異を自動的に突き合わせするソリューション。

「ID棚卸キット」概要イメージ

これにより、退職者アカウントの削除や、不正登録アカウント、長期間ログインされていないアカウント、パスワード未変更アカウントなどの把握といった、定期的なID棚卸業務を効率的に実施することができ、セキュリティ・レベルの維持や監査対応への備えとしても非常に有効となる。また、企業内に分散する全業務システムにエージェントを導入することなくサーバ1台で全ID棚卸業務を実施する。

製品の価格(税別)は、200万円(プロダクト・サポート料金30万円/年が別途必要)。また、稼働環境はMicrosoft Windows Server。

アシストでは、ID棚卸業務の効率化に焦点をおいた単体での販売に加え、IT全般統制対応 内部統制評価支援ツール「監査れポータル」、ID統合管理ツール「LDAP Manager」、2月4日に発表した「特権ID管理ソリューション」といったアシストが提供する製品/ソリューションの導入効果をより高めるためのツールとして本製品を位置づけ、2013年末までの販売目標として10社への導入を目指す。