ヤフーは3月7日、同社の防災に対する取り組みの一環として、南海トラフ巨大地震が発生した場合に想定される津波被害を地図上で確認できる「津波被害想定マップ」を、Yahoo!地図で公開した。

津波被害想定マップは、内閣府南海巨大地震モデル検討会が発表した津波浸水域および津波高情報をもとにしたもの。5つの震源地がモデルケースとして用意されており、それぞれを選択して、津波の高さや浸水がどの程度であるか、地図上で確認できるようになっている。

津波被害想定マップは、Yahoo!地図にアクセスし、地図画面の右上に表示されている「地図の種類を選択する」ボタンから、「津波被害想定情報」をチェックして閲覧できる。なお、表示される情報は、発生した場合の「最大クラスの津波」を想定。「想定通りに発生するとは限らないが、最大クラスの被害想定であることをご理解いただいたうえで、災害対策にお役立てください」としている。

津波被害想定マップの表示例

ヤフーは、2004年から地震情報や津波情報の速報をYahoo! JAPAN各ページに掲載しているほか、防災速報の提供や80を超える自治体との災害協定締結など、防災情報の提供に力を入れている。2013年の夏には、公共情報コモンズと連携し、避難勧告・避難指示の配信開始を予定している。