アドビ システムズは3月6日、企業のソーシャルメディアマーケティングを支援する「Adobe Marketing Cloud」の各サービスに、モバイルマーケティング機能を追加したと発表した。
Adobe Marketing Cloudはアクセス解析をメインとした「Anlaytics」、ソーシャルメディアの管理・分析を行う「Social」、広告展開の統合管理「Media Manager」、コンテンツ配信を最適化する「Target」、Webコンテンツ管理の「Experience Manager」の5つのソリューションで構成されており、今回、5つのソリューションそれぞれに新機能が追加された。
「Anlaytics」に追加されたのは、モバイルアプリケーションアナリティクスレポート機能で、アプリケーションユーザーのパフォーマンス指標などを確認できる。
「Social」では、作成したソーシャルアプリケーションがモバイル端末上でも正しく動作するように自動的にレンダリングされるようになった。これによりモバイル環境のみを対象としてアプリケーションを別途開発する必要がなくなる。
「Media Manager」では、すべてのデジタルマーケティングチャネルに向けてモバイル広告を作成、ターゲティング可能になり、デスクトップ広告とは異なる形でモバイル広告をモデリング、入札できるようになった。
「Target」はモバイル環境に最適化されたWebサイトやモバイルアプリケーションに対し、ターゲットを絞ったコンテンツを提供可能になった。サイト訪問者のデバイスを自動的に検出し、デバイスにあわせたコンテンツをリアルタイムで配信することなどもできるようになる。
「Experience Manager」には、コンテンツのオーサリング中にタブレットやスマートフォンでそのコンテンツがどのように機能するかを正確にプレビューする機能が搭載された。これにより、すべてのデバイスにおいて最適なパフォーマンスが得られるように動画や画像のサイズを正確にコントロールすることなどが可能になるという。