博報堂DYホールディングスは3月6日、O2O(online to offline)に課題を持つ企業に向けたマーケティング支援を強化する専門組織「O2Oソリューションスタジオ」を新たに設置したことを発表した。
現在、企業の広告活動や販促活動において、店頭でスマートフォン向けの電子クーポンを配信したり、TV放送と連動した動画・ゲームコンテンツを配信したりするなど、O2Oに対する取り組みを強化する動きが目立つ。今回、同社が設置したO2Oソリューションスタジオは、企業が抱えるO2O関連の問題解決を支援する専門組織となる。
同組織では、独自の生活者意識調査や海外の先端事例研究を実施しながら、O2Oに課題を持つ企業に向けて、新サービスの開発を行うという。また、同社グループ傘下の事業会社と連携し、O2Oに着目した広告・販促活動の支援なども行う。
同組織のメンバーは16名で、博報堂DYグループの横断組織「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」と「博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンター」からの選抜メンバーを中心に構成される。O2Oに関する知見や業務経験を持つ人材を同組織に集約することで、O2Oマーケティング支援分野をグループ全体で強化する狙いがあるという。