ノーチラス・テクノロジーズは、同社が開発した流通ビジネスメッセージ標準(流通 BMS)」対応ソフトウェア「UJX」を利用して、流通BMSシステムをAmazon Web Services(以下、AWS)上に構築し、あわせて24時間365日の監視サービスの提供も開始したと発表した。

また、Amazon Virtual Private Cloud(以下、Amazon VPC)を利用することにより、セキュリティ面での不安も払拭する。

AWSの製品・サービス構成

アンデルセンサービスは、小売業への販売業務にて、「UJX」を利用した流通BMSシステムを導入、2008年1月から運用を開始していたが、初期の導入から5年が経過し、ハードウェアの老朽化による保守サポート面での不安、流通BMSでの接続先数と取引量の増加に伴いハードウェアのパフォーマンスの低下が問題となり、システムの更改が課題となっていた。

今回、ノーチラスでは、アンデルセンサービスの流通BMSシステムをAWS上で構築。新たにハードウェアの購入コストは発生せず、1カ月半の短期間で流通BMSシステムの環境を構築し、2012年9月より稼働を開始した。

アンデルセンサービスでは、今回、これまでの販売業務に加え、調達側向けシステムとしても流通BMSを利用することにより、小売業への販売業務だけでなく、原材料メーカーからの調達業務もあわせた「販売から調達まで」の流通BMS化を実現した。