ソフトバンクテレコムは、法人向けクラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウド」で提供している「Google Apps for Business(以下、Google Apps)」を、全日本空輸(以下、ANA)およびANAグループの全社員向けに約49,000ID納入すると発表した。

「Google Apps for Business」の「G-Mail」画面

昨年創立60周年を迎えたANAは、2013年4月の持ち株会社化に向け、業務効率の向上を目指して「ワークスタイルイノベーション」の推進に取り組んでおり、その一環として既存のメールシステムを自社構築からグローバルスタンダードなクラウド型サービスへ刷新することを検討してきた。

その結果、大容量のメールシステムやリアルタイムでの文書の共有・編集作業、簡易な意思疎通がすぐに図れる多様なコミュニケーションツールなど、「Google Apps」が持つ機能の活用が、ANAグループが目指す「ワークスタイルイノベーション」の実現に最適であると判断し、4月から本格的な利用を開始する。

「Google Apps for Business」の「カレンダー」画面

Google Appsは、専用のアプリケーション「Google Chrome」を一度インストールするだけで、さまざまな機能を利用できるため、従来のメールソフトのようなバージョン管理の工数が大幅に軽減できるほか、習得が簡単ですぐ利用できるところも今回の導入の大きな要因となったという。

同社は、今回納入する「Google Apps」と、ANAグループが既に導入しているiPadや通信ネットワークの活用によるイノベーションサービスの提供を通じて、ANAグループが取り組む構造改革の推進と経営基盤の強化に貢献する。