Eurotechは、ARMプロセッサを搭載した組み込みプラットフォーム「CPU-301-16」を発表した。
同製品は、IoTやM2Mアプリケーションを実現するもので、ARM Cortex-9を使用したFreescale Semiconductorのプロセッサ「i.MX 6」シリーズを搭載している。具体的には、Eurotechの省電力テクノロジとi.MX6プロセッサ、スリープ時の消費電流の削減、さらにDDR3Lメモリにより、多くのアプリケーションで最大クロック1.2GHzで、消費電力を1~2Wまたはそれ以下に抑えることが可能であり、電池駆動デバイスや、消費電力量に制限のある用途での長寿命利用が可能となっている。
また、単体のシングルボードコンピュータ(SBC)、およびコンピュータオンモジュール(CoM)として使えるのも特徴だ。SBCモードで使用する場合、電源、ケーブル、筐体を追加するだけで簡単にシステムを構築でき、キャリアボードは必要ない。一方、CoMモードでキャリアボードと組み合わせて使用する場合には、従来装備されているペリフェラルや各種機能を発揮できる。さらに、同社のEveryware Software Framework(ESF)およびEveryware Device Cloud(EDC)に対応しているという。
なお同製品は、コンパクトな設置面積と堅牢な機構設計で、耐振動性がより強化され拡張温度範囲にも対応可能なオプションも用意しており、要求要件の厳しい密閉式でファンレスシステムの設計を簡素化することも可能だという。