クロスアンドクラウンは5日、月額9,980円の顧客管理システム「Customa!(カスタマ!)」の提供を開始すると発表した。
同サービスは、社内にシステムソリューション事業部を持つ電気通信事業者でもあるクロスアンドクラウンが、低価格かつ高機能なCRMを提供できないかという点からスタートし、既存のOSS(オープンソースソフトウェア)で世界的に有名なvTigerの最新版(5.4)をベースに、日本語環境対応、セキュリティ強化、さらに無制限のメールサポートを付加したサービスとなっている。
vTigerはノキアやNYSEユーロネクスト(元ニューヨーク証券取引所)、アメリカンブロードバンド、ドイツポストバンク等にも採用(vTiger公式サイト発表)され、世界中で280万以上ダウンロードされている。
これまでユーザー毎の課金が一般的だったクラウド型CRMと異なり、ユーザー数は無制限、月額費用は9,980円(税抜)で提供。CRMは従業員全員がアカウントを持って初めて真価を発揮するが、ユーザー課金が高額の場合、CRMのメリットを生かしきることが難しいため、同社では、本サービスを開始した。これにより、予算の限られた中小企業の全従業員が、最高峰のCRMの全機能を使用できる。
同サービスにより、見込み客管理、顧客管理、在庫管理、帳票発行やサポートポータルサイトがすべて一元化でき、メールの差込送信、一括送信も可能。また、運用においては、プログラムの知識は不必要で、クロスアンドクラウンにて月額管理費用に見合った保守管理体制を敷き「コアファイルマスクによるセキュリティ強化」、「直近30世代のバックアップを常時保存」、「顧客の操作ミス等でデータ損失が起きても24時間以内復旧保証」といったサービスを提供する。