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The H OpenにFeature set of Linux 3.9 has been establishedのタイトルのもと、Linuxカーネル3.9で登場が見込まれる新機能の要約が掲載された。要点がまとまっていて参考になる。Linux 3.9は2013年4月末から5月にかけてリリースが予定されているバージョン。
Feature set of Linux 3.9 has been establishedで紹介されているLinuxカーネル3.9の主な新機能は次のとおり。
- BtrfsにおけるRAID5およびRAID6のサポート (実験的機能)
- SSDをHDDのキャッシュとして使用する機能の追加
- LZO圧縮コードの改善(処理速度の向上)
- KVM仮想化機能の強化。ARMプロセッサの対応(Cortex A15が対象)
- 7000系Wifiドライバの追加
KVMがARMプロセッサに対応するのはLinuxカーネル3.9が初となる見通し。ARMは主に組み込みデバイスで採用されているが、今後は計算能力の高いARMプロセッサをベースにサーバハードウェアが登場する予定になっており、OS側でさらなるARMへの対応が期待されている。Linuxカーネル3.9-rc1のソースコードはThe Linux Kernel Archivesからダウンロードできる。