大日本印刷(以下:DNP)と、DNPの子会社で商業印刷物などの企画・制作を行うDNPメディアクリエイト(以下:DMC)は、店頭における生活者とのコミュニケーションの活性化を促進するタブレット端末向けアプリ「Tap Style for Retail(タップスタイルフォーリテール)」を開発し、3月5日に発売すると発表した。
店頭で、特売情報やキャンペーンの告知、生活者の好みや希望に合わせた商品のレコメンド、次回利用できるクーポンの配布、外国人来店者への接客支援など購買行動や再来店を促進し、店頭でのコミュニケーションを活性化する。
「Tap Style for Retail」では、店内に設置したタブレット端末の利用による最新のレコメンド情報の提供など、店頭業務の効率化とコミュニケーションの活性化を図るための4つの機能を搭載する。
具体的には、店頭に設置したタブレット端末から、当日のおすすめ商品や特売品、キャンペーンなどの情報を提供する「最新情報発信機能」のほか、タブレット端末のディスプレイで欲しい商品のカテゴリを選択すると、それを販売している店舗や売り場の情報が表示される「お買い物ナビ機能」を提供。
そのほか、来店者とのコミュニケーションのきっかけを作るゲームコンテンツを提供する「再来店促進機能」を提供。例えば、全員が参加できるゲームで高得点を取った生活者に記念品やサンプル、次回来店時に利用できるクーポンなどを提供することで、再来店の意識の向上や、家族や大人数での来店促進などにつなげられるという。
また、情報センター出版局の協力のもと、同社が発行する480万部突破のベストセラー書籍「旅の指さし会話帳」シリーズをアプリ化した「指さし会話 touch&talk」に収録された20カ国語、4,000フレーズのコンテンツが利用でき、「挨拶」「会計」などのシーン別フレーズをタブレット端末に表示して、来店した外国人に見せて指で指しながら会話できる「多言語接客機能」を提供する。
その他のオプションとしてタブレット端末の情報を来店者のスマートフォンに転送する機能、会員登録機能、クーポン発行機能などを付与することができる。
価格は、初期費用が150万円~、ライセンス料がタブレット端末1台あたり2,000円(いずれも税別)。