Agri-shは、クラウド技術を利用した農作業管理システム「farmer - クラウド農業日誌システム」を2013年4月に正式リリースすると発表した。

農作業管理システム「farmer - クラウド農業日誌システム」各種情報の一元管理

facebookやtwitterなどを通じて情報発信していこうとする農家は多くなってきたが、日々の農作業内容や栽培作物、農薬量などの情報管理に関しては手書きで行っている農家が多い。そのような経験や勘の農業に、「情報管理」を提案する試みが本システム。同社では、βバージョンとしてクローズド環境で機能開発していたが、正式リリース後も農家の意見を取り入れ、進み続けるシステムを目指す。

本システムの機能は、クラウド技術の特性を生かし、圃場からのリアルタイムでの情報入力、閲覧が可能となり、PCはもちらん、スマートフォンやタブレット端末を利用し日々の農作業情報をリアルタイムで記録することにより、情報の鮮度を保ち素早い対応が可能となる。

また、圃場情報や使用農薬、肥料、農作業内容などを1つのシステムで一元管理することにより、システム間の移動なくスムーズに情報連携、農作業者毎に作業内容を管理することにより、作業者でバラバラだった作業粒度の均一化と、作業の進捗具合を一括管理できる。将来的には本日行う作業を全員で共有するなどのタスク管理機能やタイムカード機能も実装予定となっている。

さらに、農家毎に違う「管理したい項目」を好きなようにカスタマイズ可能なため、クラウド型のパッケージソフトでありながらオーダーメイドのようなシステム構築が可能。

料金プランは、8,480円/6ヵ月(約1,400円/1ヵ月)、15,800円/年(約1,300円/1ヵ月)の2パターン。※料金プランによる機能の違いはない。