メディアチューンズは4日、個人作家や個人漫画家のための電子書籍ディストリビューションサービス(流通サービス)を開始したと発表した。
同社は、電子書籍制作・出版を手がけており、これまでに各出版社から1,100タイトル以上のEPUBオーサリングを請け負ってきた実績を持つ。今回はそのノウハウを活かし、個人作家にも手軽に電子書籍へ参入できる仕組みを提供するとのこと。
同サービスではDRM対応サイトのみを対象としており、Kindleストア、koboイーブックストア、eBookJapan、パピレスなど、作家自身がどこのサイトで配信するかを選択することができ、個人出版に対応していない配信ストアも選択可能。また、各配信ストア毎に微妙に異なるEPUB形式の仕様にも対応している。
EPUB形式の電子書籍ファイル製作は、テキストデータや画像データを渡すだけで、原則無料で行ってくれる。印税料率は、同社への入金額を元に50%を作家・漫画家へ支払うとのこと。その際、Amazonやkoboでの個人出版で必要となる、国際送金受け取り手数料や、米国納税者番号を取得していない場合の税金30%が引かれることは無い。問い合わせや申し込みは、同社Webサイトにて受け付けている。
なお、同サービスの第一弾として、BL作家・檜原(ひはら)まり子氏の作品12点を配信している。