キヤノンITソリューションズは4日、マシンビジョン用の画像処理ライブラリー「RobustFinder 10.0(ロバストファインダー)」を発売した。
「RobustFinder」は、パターンマッチングをベースに、画像処理、粒子解析などマシンビジョン用の画像処理システムに必要な機能を統合した汎用ソフトウェア。アルゴリズムを公開することで高いオープン性を実現し、検査・認識をはじめとするユーザーの多様なニーズにもカスタム対応が可能となっている(一部アルゴリズムは非公開)。
今回発売された最新版では、新たにWindows 7 (32ビット/64ビット版)をサポート。また、第3世代インテル Coreプロセッサーとマルチコアにもそれぞれ対応し、業界トップクラスの画像処理速度を実現したとのこと。さらに、これまでMicrosoft Visual C++のみだったスクリプトのソースコード自動生成についても、新たにMicrosoft Visual Basic .NetとMicrosoft Visual C#に対応した。検証用ツールで作成された各種定義ファイルは、ライブラリーからも呼び出し可能で、開発工数のさらなる削減も期待できるという。
本製品ではスタンダード版のほか、カラー検査機能やOCR・OCV機能などをプラスしたプロフェッショナル版も用意。いずれも開発ライセンス価格はオープン。