日本オラクルは2月28日、統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage Appliance」上で稼働する「Oracle Database」のストレージ管理を効率化・簡素化するソフトウェア「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database(オラクル・スナップ・マネージメント・ユーティリティ・フォー・オラクル・データベース)」の国内提供を開始すると発表した。

「Snap Management Utility for Oracle Database」画面

本製品は、「Sun ZFS Storage Appliance」の専用ソフトウェアで「Sun ZFS Storage Appliance」独自の各種データ・ボリューム管理機能と連携することで、オラクル・データベースのスナップショットおよびクローンを作成・管理する作業工数を減らす。また、インターネット・ブラウザから直接、スナップショットとクローンの作成を実行できる。これにより、従来、データベースとストレージのリソースを別々に用意するのに一定の時間を要していたのと比較して、開発者が数分で新しい環境を作成できるという。

その他、スケジュール、ポリシーに基づいたデータ保存、スナップショット管理の自動化や所要時間内でスナップショットを復帰させることが可能になり、個々のデータの物理的なコピーを保存する代わりに、ストレージの効率性を高める仮想コピーを作成し、オリジナルとの差分データのみを保存することで、ストレージ容量を節約できる。

対応製品は「Sun ZFS Storage 7120 Appliance」、「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」、「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」、「Oracle Database 10g」、「Oracle Database 11g」。

「Sun ZFS Storage Appliance」

製品の価格は、管理コントローラ当たり44万8,370円から(税別)。