シトリックス・システムズ・ジャパン(シトリックス)は2月28日、モバイルデバイス管理(Mobile Device Management:MDM)ソリューション「XenMobile MDM」を発表した。また同時に、XenMobile MDMとCitrix CloudGatewayを組み合わせ、包括的なエンタープライズモビリティ管理(Enterprise Mobility Management:EMM)ソリューションをワンストップで提供する「モバイル ソリューション バンドル」を発表した。両製品とも、3月中旬より提供を開始する。

XenMobile MDMの価格は今後発表される予定だが、デバイスの数に関係なく、1ユーザーあたり、年間1,000円以下で提供される見込みだ。

「XenMobile MDM」は、会社支給のデバイスや従業員が個人で所有するデバイスに対する一元的な管理機能を提供し、ユーザーは、個人所有のデバイスを「XenMobile MDM」に登録することにより、IT部門は、ポリシーやアプリケーションを自動的にすべてのデバイスに配信できる。

また、モバイルアプリケーションのブラックリストやホワイトリストへの登録、ジェイルブレイクされたデバイスの検出や保護、紛失や盗難またはコンプライアンス基準に適合しないデバイス内の情報のすべてもしくは一部の遠隔消去が可能となっている。

XenMobile MDMは、ActiveDirectoryや公開鍵基盤(Public Key Infrastructure:PKI)システムと統合可能なだけでなく、セキュリティ情報管理やイベント管理ツールとも統合可能。

XenMobile MDM

「モバイル ソリューション バンドル」は、会社支給か個人所有かによらず、ユーザーにデバイスの選択肢を提供し、デバイスのライフサイクル全体を管理するほか、管理、コントロール機能とともに、ユーザー体験を提供し生産性を向上を支援する。

「モバイル ソリューション バンドル」は、XenMobile MDMとCitrix CloudGatewayを組み合わせることで包括的なエンタープライズモビリティ管理を実現し、エンタープライズ向けMDM(XenMobile MDM)、安全なメール、ブラウザおよびデータ共有アプリケーション、モバイルアプリコンテナ、統合アプリストア、ID連携とシングルサインオン、シナリオに基づくアクセス制御を提供する。