やる気がでないし、前向きになれない。いわゆる"燃え尽き症候群"だ。だが、燃え尽き症候群といってやる気がでないにまかせておくことが許されない場合もあるだろう。今回は、こんな状況を打破するヒントを伝授するDumb Little Manの記事「モチベーションが枯渇した後でどうやってモチベーションを出すか(原題 : How to Get Motivated When You're Already Run Out of Motivation)」を紹介したい。
ポイントは3つ。自分に素直になる、スイッチのオン/オフ、全てのことに意味がある、だ。
だがその前に、モチベーションが低くなる構造を考えてみよう。多忙を極めていても楽しくてしょうがないときは、不思議と疲れはあまり感じないし、燃え尽きないはずだ。
つまり、「やる気がでなくなる」ということを裏返すと、「望み通りの結果が出ていない」ということになりそうだ。目標が高すぎるのか、思ったよりも時間がかかりすぎて疲れが出てきたのか。到達したいと思っていた目標を諦めて、他の目標を設定してそれに向かうことができればよいのだが、それもどうやらできない状況にある。こんなときに、人はやる気がなくなったり、楽観できなくなるのだろう。そんな心理状況をふまえて、3つのポイントをみてみよう。
1. 自分に素直になる
次のことを確認して、答えを書き出してみよう。
- これまで実際にうまくいったことはなにか?
- よい結果を出しているものはなにか?
- 結果を出していないものは?
- 結果を出しているもののうち、満足していないものはどれか?
- 今現在うまくいっているものを改善する、大きくするためにできることはあるか?
- 理想的な目標に到達するために、新しい方法やアプローチはあるか?
これらを紙に書き出すことで、漠然とした"うまくいっていない"が明確になってくるはずだ。うまくいけば、新しい発見がありモチベーションにつながるかもしれない。
2. スチッチのオン/オフ
時には距離を置くのもよいだろう。気分転換だ。継続的に同じ目標に挑戦したり取り組んでいると、冷静さや客観性が持てなくなってくる。たまに離れてみると現状が違ってみえてくるだろう。
なお、気分転換時には自分が得意なことやうまくやれると確信できることをして、自分への自信を高めるように、とも助言している。
3. 全てのことに意味がある
うまくいかないときはイライラしたり、自信をなくしたり、落ち込んだりするだろう。怒ったり悲しくなる人もいるかもしれない。だが、うまくいかない時こそ、人生に起こるすべてのことは最終的には肯定的なものにつながるということを覚えておきたい。失敗は成功のもととはよく言ったもの。何かを学ぼうとする姿勢があれば、辛い時期は次の飛躍のための準備段階になるはずだ。
記事では、モチベーションが枯渇してしまう状態になったとしても「心配する必要はない」と励ましている。逆にいうなら、それだけあなたの抱く目標には価値があり、ほとんどの場合で簡単に達成できる目標はそうそうないのだから。そして、あなたがそのような目標を持っているという自体に、すでに何かの意味があるのだ。こう考えると、強さ、勇気、創造性が少し湧き出てくるのではないだろうか?