明光商会は2月26日、機密文書等をダンボールごと一括処理可能な破砕機「MSC-3000」を発売した。同社は1976年から大型シュレッダーを製造・販売しており、今回そのノウハウを転用して破砕機市場に参入する。

今回発売されたMSC-3000は、1時間あたり3000kgの処理能力を持つ大型破砕機。現在、日本国内の倉庫業や古紙原料問屋などで使用されている大型破砕機の多くは輸入品で、メンテナンス体制が万全とはいえないことから、MSC-3000は国内生産を前提に開発を進め、生産からメンテナンスまで迅速な対応を可能にしたという。

MSC-3000のCGイメージ

また、ホッパー上部に監視カメラを設置して、操作盤のモニターで破砕処理状況をリアルタイムに確認できるオプションが用意されているほか、投入コンベア・排出コンベアやくず排出後のベーラーマシンとの連結など、ユーザーのニーズにあわせたカスタマイズもできる。

同社は初年度の売上目標を2億円に設定している。