ヤフーは2月25日、同社の子会社であるGyaOが、グリーとアニメコンテンツへの投資を目的としたファンドを組成し、ならびにその運営を行う「フューチャーコンテンツパートナーズ株式会社(仮称)」を設立することについて基本合意したと発表した。
ヤフーとグリーは、メディアパワーとコンテンツ力をいかした新しいエンターテインメントの創出を目的として2012年11月8日に包括的業務提携に関する契約を締結している。今回発表されたGyaOとグリーの基本合意もこの取り組みの一環で、両社はフューチャーコンテンツパートナーズを設立し、アニメコンテンツの製作プロジェクトに対して投資を行うとしている。
またフューチャーコンテンツパートナーズは、アニメコンテンツへの製作投資を行うだけでなく、投資により創出された知的財産のインターネット配信やソーシャルゲーム化なども展開する。
フューチャーコンテンツパートナーズの資本金は10億円で、出資率はGyaO、グリーが50%ずつ。設立予定日は2013年5月13日で、旦悠輔氏(GyaO)が代表取締役社長、田中良和氏(グリー)、吉田大成氏(グリー)、浅沼達平氏(グリー)、宮本直人氏(GyaO)、川邊健太郎氏(ヤフー、GyaO)の5人が取締り役となっている。
なお、GyaOはフューチャーコンテンツパートナーズ、グリー、ヤフーの協力のもと、アニメ情報ポータルサイトを2013年上半期に開設予定で、同Webサイトではゲーム、映像、電子書籍などのコンテンツ情報を提供するという。