コンカーは26日、同社が提供するクラウド型出張・経費管理サービス「コンカー」の新サービス「コンカー インボイス」日本語版のサービスを同日より提供開始すると発表した。発表会では、Concur Technologies,Inc プロダクトマネジメント&ストラテジー 上級副社長 マイケル・ヒルトン氏とM@コンカー 代表取締役社長 三村真宗氏の両氏が登壇した。

Concur Technologies,Inc プロダクトマネジメント&ストラテジー 上級副社長 マイケル・ヒルトン氏

株式会社コンカー 代表取締役社長 三村真宗氏

同サービスは、水道光熱費、通信費、消耗品などのいわゆる「間接費」を請求書に基づいて支払処理を行うための新サービス。

既に日本でリリースされている「コンカーエクスペンス」と併せて利用することで、「従業員立替え」や「請求書支払」といった「間接費」に関する全般的なサービスをフォローすることになる。


事業部門は請求書に基づいて支払依頼を登録すると、自動的に規定やサプライヤー登録の有無などのチェックが行われ、組織、費目、金額応じて自動で承認ワークフローが起動し、経理部門は従来のExcelや紙から会計システムに入力する事なく、事業部門からの支払依頼の確認、支払処理を行う事ができる。

同サービスは、クラウド型なので、事前のインストールが不要で、ウェブブラウザのみで利用ができ、スマートフォンやタブレットといったモバイル機器を使ったサービスの利用もできる。

コンカー インボイスの全体像

また、経費規定の自動チェック、分析機能、といった機能に加え、昨年発売した「コンカー エクスペンス」とシームレスに連携し、企業グループ全体の経費利用の最適化と透明性の向上が強化される。

昨年発売した「コンカー エクスペンス」は、日本で230社に導入されており、同社は、今回の「コンカー インボイス」の発売により、2013年の280社へのサービス導入を見込んでいるとしている。

発表会のスライドショー