TISは2月26日、SaaS型リモートアクセスサービス「RemoteWorks」の新ラインナップとして、タブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスから利用できる「RemoteWorks Mobile」を3月22日から提供開始すると発表した。

RemoteWorksは、セキュリティを確保しながら、インターネットを通じて社内のPCへセキュアなアクセスを可能にするSaaS型リモートアクセスサービス。今回ラインナップに加えられたRemoteWorks Mobileでは、iOSやAndroidなどのスマートデバイスから、専用アプリケーションを利用して社内PCへセキュアなアクセスが可能となっている。

利用するスマートデバイスにはデータが残らないため、セキュリティリスクを抑えつつBYOD(Bring Your Own Device)導入にも活用できるほか、SaaS型で提供するため管理サーバーなどの導入は不要で、最短3営業日で利用を開始できるという。初期導入費用は無料で、月額費用は1050円/1ID、年単位での契約となる。

セキュアな通信や認証のほか、紛失時などに管理者によるリモートでの使用停止が行え、これらの管理設定を行う管理者向けのWeb管理サイトが提供される。

管理者向けサイトイメージ

ユーザーの利用シーンでは、ネットワーク経由でリモートからコンピュータの電源操作を行う機能「Wake on LAN」に標準対応しており、ソフトウェアマウスによる画面タッチ操作でスクロールや右クリック、ショートカットキーなど業務PCと同様の操作が可能となっている。

スマートデバイスから社内PCへのリモートアクセスイメージ

対応端末は、iOS 6.1のiPad2/iPad(第3世代)/iPad(第4世代)/iPad Mini/iPhone4S/iPhone5、またAndroid端末はNexus7(4.2)/Galaxy SIII α SC-03E(4.1)/AQUOS PHONE ZETA SH-02E(4.0)。

同社では、自社および販売代理店を通じて2015年度中までに総計100,000IDの導入を目指すとしており、導入を検討するユーザー向けに「30日間無料トライアル」も用意している。