メディア視聴行動分析サービスを提供するニールセンは2月25日、インターネット視聴率分析サービス「Nielsen NetView」の2012年12月データをもとに、訪問者が大幅に増加した「NAVERまとめ」に関する分析を発表した。
NAVERまとめは、インターネット上の様々な情報を自由に組み合わせ、ひとつのページにまとめて保存・公開できるサービス。ニールセンの発表によると、12月のNAVERまとめの訪問者数は1335万人で、前年同月の593万人の2.3倍となっている。
リーチでは22%となり、PCでインターネットを利用する約5人に1人が、月に1回以上NAVERまとめを閲覧していることになるという。
NAVERまとめの訪問者の閲覧傾向をページビューのシェアからみると、まとめ記事が全体の90%を占めている。特定の人気記事に訪問者が集中するのではなく、さまざまな記事が幅広く閲覧されている傾向がみられる。
NAVERまとめの直前・直後の閲覧ページをドメイン単位で集計したデータでは、直前に閲覧していたドメインは「yahoo.co.jp」が46%、「google.co.jp」が28%となっており、検索サイトから訪れる人が多いことがわかる。
NAVERまとめの直後に閲覧しているドメインではブログやSNS、動画サイトなど様々なサイトが比較的まんべんなく並んでおり、検索サイトを通じて各まとめ記事にアクセスした後、記事にリンクされている外部サイトへ移動する、という利用パターンが多いことがうかがえる。