NECビッグローブは25日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」上で利用可能なソフトウエアやミドルウエアを販売する「クラウドアプリストア」を3月12日より開始すると発表した。
同サービスでは、「BIGLOBEクラウドホスティング」の800社以上への導入・運用サポート実績や、同サービス向けにソリューションを提供する40社以上のパートナー企業とのリレーションを活かし、BIGLOBEが厳選した利便性の高いソフトウエア提供。ウイルス対策、バックアップなどのツール系では、導入のしやすさだけではなく、拡張性などの運用のしやすさも考慮して選定。また、業務系の営業支援ソフトウエアでは、対応端末の幅広さや、画面設計のわかりやすさ、実績のグラフ出力機能の有無などから、類似製品の中でもより高機能で使いやすいソフトウエアを選定している。
通常、クラウドホスティング上にソフトウエアを導入する場合、サーバの構成やOSのバージョンなど、様々な条件での動作確認が必要だが、本サービスではパートナー企業と連携し、「BIGLOBEクラウドホスティング」上で動作確認済のソフトウエアだけを提供するため、導入企業は必要な時にすぐに利用を開始可能。両者の導入は、最短10分程度でできる。また、利用期間や機能を限定した無料のトライアル版ソフトウエアも提供していく予定となっている。
さらに、通常は一括購入となるソフトウエアを月額料金で提供することで、「必要な時に必要な分だけ」というクラウド利用のメリットをソフトウエアの提供でも実現。
開始当初は、クラスタリングソフトウエアとしてアジア市場トップシェアの「CLUSTERPRO X」と、Windows Server上のデータベースソフトウエア「Microsoft SQL Server」の2つのソフトウエアを提供する。
今後、同サービスでは、おすすめの利用方法や、ニーズに合わせたソフトウエアをレコメンドするコンテンツなども提供し、2013年度末までに300社での利用を目指していく。