リコーは2月22日、同日の臨時取締役会において、4月1日付で、現代表取締役 社長執行役員・CEOの近藤史朗氏が代表取締役 会長執行役員に退き、現代表取締役 副社長執行役員・CFOの三浦善司氏が代表取締役 社長執行役員・CEOに昇格する人事を決定したと発表した。
同社では異動の理由を、リコーグループ全体での構造改革に一定の目処がつき、新たな経営体制のもと、更なる事業構造改革、収益構造の強化とグローバル経営の加速に踏み出していくためと説明している。
なお、現取締役 会長執行役員である桜井正光氏は、3月31日をもって辞任し、特別顧問に就任する。
新社長に就任する三浦氏は、1950年生まれの63歳。上智大学 大学院 経済学研究科を卒業後、1976年にリコー入社。執行役員 経理本部長や総合経営企画室長を務め、2011年4月から現職。
一方、社長を退く近藤氏は、1949年生まれの63歳。これまで画像システム事業本部長やMFP事業本部長を務め、2007年4月より社長となっていた。
なお、同社の2012年3月期の業績は、売上高1兆9,034億円、営業利益は180億円の赤字、純利益は445億円の赤字であったが、今年の1月に発表された2013年3月期の業績予想では、売上高1兆9,200億円、営業利益750億円、純利益360億円を見込んでいる。