沖電気工業(以下、OKI)とヤマトシステム開発(以下、YSD)は21日、ICT資産の導入や運用業務を受託するLCMサービスにおいて、2013年1月の販売提携に続き、両社が持つICT資産管理のクラウドサービスを連携、提供を開始すると発表した。
同サービスは、OKIの「EXaaS ISM」とYSDの「PCLC-WEB」を共通のID・パスワードで利用できるように専用ポータルサイトを用意するほか、OKIのサービスで自動収集するインベントリ情報をYSDが提供するWEB上の資産管理台帳に自動で取り込むことができるため、ユーザー企業側でデータ連携をする必要がないなど、両社のサービスを一元化し、企業のシステム管理部門の導入・運用負担を軽減する。
OKIの「EXaaS ISM」はICT資産管理のクラウドサービスで、スマートデバイスの資産管理・パソコンの資産管理情報の自動収集・MDM・端末情報の収集機能や紛失・盗難時におけるデータ消去機能を提供する。
YSDの「PCLC-WEB」は業務用パソコンの調達から修理、廃棄までを代行するPCライフサイクルサービスで、ICT資産に関連する各種申請、承認が行えるワークフロー機能を備え、パソコンモニターなどのオフライン機器の管理を行なうLCMサービスを提供するもの。
サービス価格は、月額600円/台(PC500台で利用する場合)で、両社合わせた売上目標として、2016年度までに15億円を目指す。