ヴイエムウェアは2月21日、機能が拡張されたVMware Horizon ViewとVMware Horizon Mirageに加え、新製品であるVMware Horizon Workspaceを含む単一の統合ソリューション「VMware Horizon Suite」を発表した。

Horizon Workspaceは、データ、アプリケーション、デスクトップを1つの統合的なワークスペースに集約することで、あらゆる端末からデータ、アプリケーション、デスクトップへのアクセスが可能になる。IT管理者はアプリケーション、データ、デスクトップを、端末単位ではなく、エンド ユーザ/グループ単位で割り当てることができ、エンド ユーザは業務で利用するアプリケーションやサービスを自分でプロビジョニングできる。

「VMware Horizon View5.2」は、ハードウェア アクセラレート3Dグラフィックスに対応し、グラフィカル処理が必要なアプリケーションも仮想デスクトップで実行できるため、CAD/CAMなどの分野でもVDIを活用できる。

「Horizon Mirage」は、IT部門とエンド ユーザがそれぞれ所有/管理する論理的な階層ごとにPCを分割する階層型イメージ管理ソリューション。「Horizon Mirage 4」により、それぞれの階層を個別にアップデートできるため、そのほかの階層の運用を止めることなく、エンド ユーザのデータやアプリケーションを最新の状態に維持することができるようになった。

「VMware Horizon Suite」は、2013年第1四半期中に提供開始予定で、予想価格は、ユーザあたり3万2,000円からとなっている。