日本オセは20日、従来機より45%ダウンの300万円台という低価格化を実現したカラーモノクロ兼用広幅複合システム「Oce ColorWave 550」の出荷を、3月1日に開始すると発表した。2ロール、プリンターモデルの価格は398万円(税別)。
同システムは、トナー方式の特長である普通紙への高速プリントと、インクジェット方式の鮮明なカラー高画質プリントという、双方の長所を持つ同社の特許技術「オセ・クリスタル・ポイント・テクノロジー」を使用。モノクロ普通紙プリンターとカラーインクジェットの2台で運用していた大判プリント業務を1台に集約することで、設置スペースや消耗品、メンテナンスのコスト節約にも貢献し、無臭・無塵・オゾン排出なしの優れた環境性能も併せ持つ。
印刷速度は、モノクロA1サイズが1時間168枚、カラーA1サイズが1時間91枚。解像度は、カラーとモノクロともに普通紙や再生紙に対して600dpiで印刷可能。光沢ある独特な風合いの仕上がりを特徴とし、乾燥時間不要、水にも強いプリントとなっている。
そのほか、プリント、コピー、スキャンはもちろん、2種類の折り機、100枚まで対応したスタッカー、図面管理ソフトなど、豊富なオプションやソフトウエアを装備。「Oce Publisher Select」を使用することで他のアプリケーションなしにジョブの作成、保管、読込み、アーカイブファイルからの再送信なども可能となる。
外形寸法は2,100mm(W)×893mm(D)×1,575mm(H)で、重量は195kg。