リクルートホールディングスは、2000年に導入した日立ソリューションズの就業管理システム「リシテア Job」を最新版に刷新し、2012年10月より稼働を開始していると発表した。同システムは、リクルートホールディングスのグループ会社9社に所属する約8,000名の社員が利用している。

就業管理システム リシテアシリーズ 概要イメージ

日立ソリューションズは、これまでリクルートホールディングスが利用していた就業管理システムの利便性を維持するため、既存機能と新たに提供する最新版との機能を比較、徹底的にフィット&ギャップを行った。その結果、必要な機能は最新版に標準搭載され、カスタマイズが最小限で済むため、短納期、低コストで既存の「リシテア Job」を刷新でき、さらに「リシテア Job」と人事給与システムを連携するためのカスタマイズを行い、一元化した人事システムを実現した。

これまで社員はログインしてから、職位や雇用形態に応じたメニューを選択後、それぞれの就業情報管理画面に遷移していたが、バージョンアップ後は、社員情報マスタを基に各社員の管理画面に自動的に遷移するため、利便性が向上。

リクルートホールディングスは、同システムを含む人事システム全体の再構築により、勤休日次明細データの出力にかかる時間を約3時間から約5分に短縮するなど業務効率が向上した。

Job/Cost 勤休・作業入力

今後、日立ソリューションズは、リクルートホールディングスの「リシテア Job」の利用価値をさらに向上するため、よりきめ細かな人事管理機能の拡張やスマートフォン、タブレット端末からの利用環境の構築などを検討している。