三井物産セキュアディレクション(以下、MBSD)は2月18日、シマンテックの「Symantec Web Gateway」を利用した標的型攻撃可視化サービス「ボットネットチェックサービス」をクラウドで提供開始すると発表した。日本において、シマンテックのパートナーとしてクラウドを利用しサービスモデルとして本製品を提供するのは、MBSDが初となる。
「Symantec Web Gateway」は、多層レイヤーでリアルタイムスキャンを実行することによってWebを経由するマルウェアやそれにより感染したボットネットを検知する機能を備えている。MBSDは、この機能を活用し、対象企業のボットネット感染の有無を可視化するサービスを低コストな月額モデルで提供する。
MBSDでは、今回のサービス提供にあたり、製品の設置、正常稼働監視、ログ収集と保管・解析、レポート作成まで一括して運用するなど、特に中小規模企業にとって負担の少ない普及しやすい提供形態とした。
本サービスにより、エンドユーザーは、インフラ構築や日々の製品運用に伴う人的リソース確保や多額の費用など、導入にあたってハードルとなる問題点を気にすることなく、「Symantec Web Gateway」の利点をサービスとして享受することができる。
さらにMBSDは、本サービスをリセールのみならず、販売パートナー各社に対しOEMサービスとして提供するパートナーエコシステムを提案。本サービスの販売パートナーを初年度で100社募集する。
販売パートナーはMBSDより本サービスをOEMされるため、新たなシステム開発や人的リソースを強いられることなく迅速に自社サービスメニューとして追加しエンドユーザーに提供を開始することが可能となる。
また、本サービスは月額サービスであるため、すでに月額課金サービスを提供しているサービスプロバイダなどのサービスへのメニュー化にも柔軟に対応できる。
販売価格は(推定市場価格)、1PCあたり500円/月(税別)。提供内容は、月次レポートとセットトップBOX・オンサイト設置サービス。月次レポート以外は、実費負担。