リコーは、最大350台のタブレット端末が同時接続可能なペーパーレス会議システム「RICOH Conference Center」を、2月19日から発売すると発表した。価格は、10クライアントライセンス付サーバシステムが30万円(税別)。
商品化したサーバシステムでは、会議資料をWebブラウザから「RICOH Conference Center」専用サーバにアップロードすることで、PDFファイルに自動変換。会議参加者は手持ちのiPadで資料を同サーバからダウンロードして活用できる。また、iPadに配信された資料データは会議終了後に消去することも可能なため、機密情報のセキュリティを確保できるほか、資料の回収や破棄作業の手間も削減することができる。
資料共有により、会議資料のページめくりを同期し、発表者は自由に切り替えが可能。セミナーでのプレゼンテーションなど、発表者の切り替えができないよう、ロックをかけることも可能。
資料はサムネイル表示ができ、タップにより、参照したいページにジャンプすることも可能なほか、ペンツールで手書きメモを残すことができる。メモは、「Share」モードと「Local」モードの使い分けが可能なため、資料共有で表示するメモ(Share)と、自分だけが見られるメモ(Local)を使い分けることができる。
そのほか、会議資料をiBooksや他のストレージ系アプリケーションにPDFファイルとして保存することができる。
対応デバイスは、iOS 5.1/iOS 6.0のiPad2と第3、第4世代のiPad。なお、最新のiOS 6.1は評価中とのこと。