ホテル、カフェ、地下鉄構内とさまざまな場所で提供されている公衆無線LANサービス(Wi-Fi)、スマホ、タブレット、ノートPCと持ち歩きできる端末から無線LANを利用して情報やメールをチェックする人も多いだろう。だが、このようなWi-Fiのセキュリティについて考えたことがあるだろうか? 今回はMashableの記事「公衆Wi-Fiを安全に使う9つの対策(原題:9 Tips to Stay Safe on Public Wi-Fi)」からいくつか紹介したい。
1、共有をオフに 自宅のプライベートなWi-Fiで音楽ファイル、プリンターなどを共有しているなら、公衆Wi-Fiではそれらをオフにすること。遠隔からPCにアクセスされるなどの可能性がある。Windows PCユーザーなら、コントロールパネルの「ネットワークとインターネット接続」から、Macユーザーは「システム環境設定」から「インターネットとワイヤレス」の「共有」から設定を変更できる。
2、Wi-Fi自動接続する機能は無効に スマホやタブレットの場合、自動的に利用できるWi-Fiアクセスポイントに接続する機能が有効になっているなら、プライバシーが危険にさらされるリスクがあるので要注意だ。知らないうちに公衆Wi-Fiに接続してしまっているだけでなく、ネットワークが安全ではない場合はあなたの個人情報が盗まれることもある。端末側のWi-Fi設定をチェックしておこう。
3、SSLを利用する ブラウザの利用も注意が必要だ。http通信ではハッキングのリスクがあるので、SSL暗号化を利用したhttps通信がよいだろう。アドオン「SSL Everywhere」「HTTPS Everywhere」などを利用して、ブラウジングを安全にしよう。
4、ネットワーク名を確認しておく ハッカーが公衆Wi-Fiと見せかけて悪意あるネットワークを設定していることがある。ネットワーク名をチェックしておこう。「Free Starbucks Wi-Fi」などと怪しい名称なら接続しないように。名称が不確かな場合は、カフェやホテルなどその場所のスタッフに確認しよう。
このほか、記事では以下の対策もアドバイスしている。 ・パスワード保護 ・2ファクタ認証(「Gmail」などで利用できる) ・VPN、ファイアウォール、アンチウイルスなどを導入する
公衆Wi-Fiは、海外でもお世話になる機会が多いだろう。ぜひとも安全対策を講じて自分の身は自分で守りたい。