リコーは、印刷媒体の撮影画像と、ネット上の情報と連携させるスマートフォン/タブレット端向け無償アプリケーション「RICOH TAMAGO Clicker(リコー タマゴ クリッカー)」をバージョンアップし、公開したと発表した。
同社のClickable Paperサービスに対応した書籍、雑誌、広告、看板などを本アプリを使って撮影することで、撮影箇所に関連するWeb サイト上のさまざまな情報に簡単にアクセスすることができる。
Clickable Paperは、紙媒体などの任意の位置をスマートフォン/タブレット端末用アプリを使用して撮影(クリック)すると、撮影対象に関連したさまざまなデジタルコンテンツやサービスへのリンク先情報を表示するクラウドサービスで、リコーが試験運用している。 今回バージョンアップした「RICOH TAMAGO Clicker」では、ユーザーインタフェースを一新したほか、ユーザーから要望の多かったコレクション機能、シェア機能を追加した。
コレクション機能では、表示された関連情報へのリンクをアプリ内に保存できるようになり、その場で詳細まで読めない場合は、ブックマークや履歴を登録しておくと、あとから読むことが可能になった。
シェア機能では、表示された関連情報へのリンクをFacebookやTwitterでシェアできるようになり、これにより、Clickable Paperサービスに対応した媒体を提供する事業者は、閲覧して欲しいWebサイト訪問回数・時間の増加や情報の拡散などの効果を期待することができる。
また、URL情報を公開せず、特定のコンテンツにはアプリを通じてしか閲覧できないという設定も可能になった。たとえば、イベント会場や博物館などに来ないとコンテンツにアクセスできないといった情報のプレミアム化によるマーケティングも可能になるという。
動作確認済みデバイスは、iPhone 3G以降/iPad2以降/iPod touch 4G以降/Androidの一部端末。対応OSはiOS5.0以上/Android2.3以降。