Lua向けの統合開発環境「Decoda」がオープンソース化して登場

Unknown Worldsは13日(米国時間)、「Decoda」をオープンソース化したことを発表した。

Unknown Worldsはサンフランシスコにあるゲーム開発カンパニー。DecodaはUnknown Worldsが開発したLua言語専用のIDE。Luaは軽量高速なスクリプト言語で実行環境が小さく、移植性や拡張性が高いといった特徴も備えている。

DecodaはUnknown Worldsが同社のゲームソフトウェア「Natural Selection 2」の開発に利用しているデバッガ兼統合開発環境でもある。同社では2007年よりDecodaの開発をスタートさせており、これまで内部で実際に利用していたという。

DecodaのライセンスにはGNU GPLv3が採用されており、ソースコードの管理にはGitHubが使われている。また、Unknown WorldsにDecoda専用のサイトが用意されており、Windows向けのインストーラが提供されている。なお、Decodaは現在Visual Studio 2005でテストされているとしており、64ビット実行環境もしくはWindows以外の環境ではビルドできないとしている。