日本情報通信は2月15日、企業がソーシャル・メディア上の書き込みやコールセンターに寄せられる利用者の声などのビッグデータを分析できる環境を提供するため、日本IBMとのライセンス契約のもと、テキスト分析アプリケーションの月額利用サービス「NI+C テキストマイニング・パック」を、同日より提供開始すると発表した。
同サービスでは、IBMのテキスト分析ソフトウェア「IBM Content Analytics」(ICA)の機能を利用でき、最大800万件のテキスト・データを一括分析できる。
Twitterを高速に分析する「Twitterクローラ」やメーカーの意図していない使い方を示す文書を検知するのに有効な「意外性フィルター」など、ソーシャル・メディア上や企業内のビッグデータ分析を支援する機能も提供されるほか、英語や中国語、ロシア語、ポーランド語など計15言語に対応する。
同サービスは、日本IBMのパブリック・クラウド・サービス「IBM SmarterCloud Enterprise」を活用し、システム構築が不要ですぐに利用可能な「クラウドサービス型(SaaS)プラン」と、データを外部に出さずに利用する「オンプレミス型プラン」の利用形態が選択できる。
サービスには、「LL」、「L」、「M」、「S」の4タイプがあり、価格は、「オンプレミス型プラン」の場合、「LL」(分析レコード数の目安:~800万件)が一括1650万円(月額は個別見積)、「L」(分析レコード数の目安:~400万件)が一括850万円、月額64万円、「M」(分析レコード数の目安:~200万件)が一括400万円、月額28万円。
「クラウドサービス型(SaaS)プラン」の場合、「L」(分析レコード数の目安:~200万件)と「M」(分析レコード数の目安:~100万件)が月額個別見積で、「S」(分析レコード数の目安:~50万件)が月額23万円となっている。